ここでは平面ベクトル空間と、その点を表す位置ベクトルを扱います。 2つのベクトルが一次独立とは、どちらも他方の実数倍で表せない(=平行でなく、ともにでない)ことです。 一次独立な2つのベクトルがあれば、任意の位置ベクトルをこの2つの実数倍の和で一意に表せます。
このを一次結合、を「を基準にした座標」と見られます。図形問題を、このの連立方程式に翻訳するのが、ベクトルの図形応用の中心手法です。
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ここでは平面ベクトル空間と、その点を表す位置ベクトルを扱います。 2つのベクトルが一次独立とは、どちらも他方の実数倍で表せない(=平行でなく、ともにでない)ことです。 一次独立な2つのベクトルがあれば、任意の位置ベクトルをこの2つの実数倍の和で一意に表せます。
このを一次結合、を「を基準にした座標」と見られます。図形問題を、このの連立方程式に翻訳するのが、ベクトルの図形応用の中心手法です。
一次独立をきちんと言い換えると、となるのはのときだけ、ということです(平面では「平行でなく、ともにでない」と同値)。この性質があると、一次結合表示はただ一通りに決まります。実際、ならとなり、一次独立性から、すなわち,だからです。
これは整式の係数比較のベクトル版です。だから「同じ点を2通りに表して係数を等置する」ことで、未知のパラメータが決まります。
「2直線の交点」「点が線分を分ける比」などは、次の手順で計算になります。
図形的な条件(「は線分上」「」)が、すべての式になり、あとは代数計算です。
条件と何を求めるかを確認してから、式と答えの対応を見比べてください。
平面を R² とし、三角形 ABC の位置ベクトルを用いる。ベクトル AB と AC は一次独立なので、任意の点 P の位置ベクトル差は AP s·AB + t·AC とただ一通りに表せる。この一意性(=係数比較)を用いて次の問いに答えよ。
解法の型同じ点を2通りの経路で表して係数比較する(一意性が使えるのは AB, AC が一次独立だから)。P が直線 BC 上 s + t 1、P が三角形の内部 s > 0 かつ t > 0 かつ s + t < 1
三角形 ABC において、点 P が AP (1/2)AB + (1/2)AC を満たすとする。P が直線 BC 上にあるかどうかを判定し、あるならば BP:PC を求めよ。
三角形 ABC の3辺の長さが BC 10、CA 9、AB 8 であるとき、内心 I について AI を AB, AC で表せ。
三角形 ABC において、点 P が AP (2/7)AB + (3/7)AC を満たすとする。P は三角形 ABC の内部・周上・外部のどこにあるか判定せよ。
三角形 ABC において、辺 AB を 2:3 に内分する点を D、辺 AC を 3:1 に内分する点を E とし、線分 BE と線分 CD の交点を P とする。AP を AB, AC で表せ。また BP:PE と CP:PD を求めよ。
三角形 ABC において、点 P が AP (1/3)AB + (4/3)AC を満たすとする。P は三角形 ABC の内部・周上・外部のどこにあるか判定せよ。
三角形 ABC において、点 P が AP (3/4)AC を満たすとする。P は三角形 ABC の内部・周上・外部のどこにあるか判定せよ。
三角形 ABC において、点 P が AP −(1/2)AB + (1/2)AC を満たすとする。P は三角形 ABC の内部・周上・外部のどこにあるか判定せよ。
三角形 ABC において、辺 AB を 1:2 に内分する点を D、辺 AC を 1:2 に内分する点を E とし、線分 BE と線分 CD の交点を P とする。AP を AB, AC で表せ。また BP:PE と CP:PD を求めよ。
三角形 ABC において、点 P が AP (5/3)AB + (2/3)AC を満たすとする。P が直線 BC 上にあるかどうかを判定し、あるならば BP:PC を求めよ。
三角形 ABC の3辺の長さが BC 3、CA 3、AB 3 であるとき、内心 I について AI を AB, AC で表せ。
問題を解いてから「解答・解説」を開けます。
平面を R² とし、三角形 ABC の位置ベクトルを用いる。ベクトル AB と AC は一次独立なので、任意の点 P の位置ベクトル差は AP s·AB + t·AC とただ一通りに表せる。この一意性(=係数比較)を用いて次の問いに答えよ。
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