1 一次方程式:移項して割る
ax+b=0(a=0)の形は、bを移項してaで割るだけです。
3x−6=0⇒3x=6⇒x=2
移項は「両辺に同じ操作をする」ことの略記です。両辺から6を引き、両辺を3で割った、というのが中身。この「両辺に同じ操作」という原理は、後の同値変形すべての土台になります。
2 二次方程式:3つの武器を使い分ける
a,b,c∈R、a=0とした二次方程式ax2+bx+c=0には解き方が3通りあります。
- 因数分解:(x−p)(x−q)=0の形にできれば、解はx=p,q。「掛けて0なら、どちらかが0」を使う、いちばん速い方法。
- 平方完成:(x+m)2=kの形に変形して平方根をとる。例えばx2−6x+5=0は(x−3)2=4なのでx=1,5。
- 解の公式:いつでも使える最終手段。x=2a−b±b2−4ac
まず因数分解を試し、無理なら解の公式、というのが実戦の順番です。
3 判別式:解の個数を先に知る
解の公式の根号の中身D=b2−4acを判別式と呼びます。Dが実数として存在するかどうかで、実数解の個数が決まります。
- D>0:異なる2つの実数解
- D=0:重解(1つ)
- D<0:実数解なし
下の図でb,cを動かすと、放物線y=x2+bx+cとx軸の交点の個数が、まさにD=b2−4cの符号にしたがって2→1→0と変わります。