数の体系とは、数を「どこまで使えるか」で段階的に広げていく入れ子の構造のことです。 それぞれの段階には名前があります。
- 自然数(ものを数える数)
- 整数(自然数にと負の数を足したもの)
- 有理数 分数(は整数、)で表せる数
- 実数 数直線上のすべての点に対応する数
本記事では、を整数全体、、を実数全体とします。日本の高校の教科書は自然数にを含めない流儀を採っており、本記事はそれに合わせています。自然数にを含める流儀もあり、どちらを採るかは分野によって異なります。このサイトでも、離散数学とアルゴリズム、集合論入門、計算理論、公理的集合論の各単元はという流儀を採ります。どちらの流儀であるかによって「すべての自然数について」という形の主張の真偽が変わるので、読者は、読んでいる記事がを含めているかどうかを確かめる必要があります。問題文で指定があればそちらを優先します。
後の段階ほど広く、前の段階を丸ごと含みます。自然数は整数の一部、整数は有理数の一部、というように。